パブリックスペースからコモンスペースへ
プロジェクト構想 ケーススタディ

 

 

 

エリア再開発案件

エリア内の施設と施設の距離が数百m 近く離れており、その間の空間をどう有効活用するかが課題となっていた。実際に調査を進めていくと、利用者が両施設を回遊しておらず、中間のスペースが活用されていない状況だった。

広場スペースを公共性の高い広場空間として開放していたものの、「誰でも」「何でも」できる空間では、自発的な行動が生まれず、結果的に「誰にも」「何も」活用されない場所となっていた。

 

 

 

 

そこで、広場の機能を不特定多数(Public) のための場所ではなく、周辺コンテンツとの連動性をもたせた、特定多数(Common) のための場所 とすることで、目的性と収益性を持たせ、持続可能な運営を目指す。

Public Space はルールを沢山設ける必要があり、「何をしてはいけないか」というネガティブを考えるのに対して、Common Space は対象者や目的が明確な分、「どうすればできるか」に着目するポジティブな場所となる。

 

 

 

 

例1)「食料品購入者」が「バーベキューを」できるスペース

管理者は有料でコンロや網、テーブルや椅子を用意することで日用品購入以外の新しい食料品ニーズを得ることができる。

 

 

 

 

例2)「書籍購入者、カフェ利用者」が「芝生で読書を」できるスペース

管理者は自店商品の購入者にベンチやシートを用意することで飲食店としての席数を増やすことができる。

 

 

 

 

例3)「ペットショップ利用者」が「ペットを遊ばせることが」できるスペース

委託管理により柵やゴミ箱、定期清掃が提供されることで、ペットを飼っている人も、買っていない人も、両方が快適に楽しめる公園空 をつくることができる。

 

 

 

 

例4)「スポーツジム利用者」が「買い物帰りに運動」できるスペース

運動後のシャワーやロッカー機能があることで日常的に通う場所として、運動と買い物の両方が楽しめる公園空間をつくることができる。